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SUNSPEL HISTORY

ブランドヒストリー

1822創始者

サンスペルの創始者、トーマス=アーサー・ヒルは産業革命の黎明期である1822年に12人兄弟の11番目として誕生しました。父、ジョン=ピンカートン・ヒルはノッティンガムでタイツや靴下を作っていたので、トーマスも父を継いでメリヤス製品やレースの商売を始めることとなります。

折しも蒸気機関が世界を大きく変えようとしていました。繊維業界はその変化をいち早く取り込んだ生産業のひとつで、まさにトーマス・ヒルはその只中にいたのです。

トーマス・ヒルは英国のもっとも優れた実業家のひとりだっただけではなく、素材の革新にも秀でていました。「シンプルな日常着を美しい素材で作る」という彼のビジョンは、今もなおサンスペルの信念として引き継がれています。

1860サンスペルの創立

トーマス・ヒルは、当時英国のレース産業の中心になろうとしていたノッティンガムのニューディゲイトに繊維工場をオープンしました。それまでに培った専門知識を駆使し、 繊細なコットンを使った軽くソフトな服を作り高級下着開発のパイオニアとなりました。これこそ今日私たちが知るサンスペルです。

ニューディゲイトで初期に生産された製品のなかには、チュニックやアンダーシャツがあり、それらは世界で初めてのTシャツでした 。

1918-1929創始者

20世紀の初頭には、サンスペルは大英帝国を基盤に大きな輸出事業を築き上げ、極東への輸出を早くに始めた英国企業のひとつとなりました。現存する帳簿の中には、1918年に香港と中国への商品を載せた日本郵船会社の平野丸がアイルランド沖でドイツ海軍の潜水艦に撃沈された悲しい記録が残っています。そしてサンスペルが西インド諸島産のシーアイランドコットンで素材を開発しもっとも豪奢な製品に使い始めたのもこの時期です。

1929-1937大恐慌

1929年の大恐慌が引き起こした世界経済の崩壊は、サンスペルにも事業の縮小を余儀なくさせました。工場をノッティンガムから現在のロングイートンへ移転させ、事業をシーアイランドコットン使用の最高級アンダーウェアに集中させることになります。

1939-1945第二次世界大戦

戦争の勃発はサンスペルに再び方向の転換を強いることになりました。一時的に高級製品の製造から軍需のための実用着の生産へシフトしたのです。そしてロンドンのブルートンストリートにあったオフィスはロンドン大空襲で打撃を受けました。

1947ボクサーショーツ

1947年、ジョン・ヒルは戦後の暗い英国を抜け出し好況に沸くアメリカへ出かけました。アイディアとイノベーションに溢れるニューヨークに刺激を受け、彼は英国にボクサーショーツを持って帰るチャンスに恵まれます。しかも、デザインに改良を加えたのです。サンスペルが作り出したボクサーショーツはシーアイランドコットンを素材に、デザインに快適さを追求しました。ヒップに接ぎ目がないよう一枚の生地を使用し、細部の縫製は肌への違和感を軽減するためにフラットに仕上げてあります。現在でもサンスペルのボクサーショーツはこのパターンをもとに最高級の素材で作られているのです。

1985リーバイス501のCM

リーバイスがセンセーショナルなCMを発表し、ボクサーショーツがファッションアイコンとしての地位を築いたのは1985年のことでした。
コインランドリーでおもむろにリーバイスを脱ぎ、ストーンウォッシュをかけようと洗濯機に放りこむ若きニック・カーメンが白いボクサーショーツ一枚になります。
この時、古臭いブリーフよりもクラシックな白いボクサーショーツがファッショナブルなのだという確固としたイメージを焼き付けました。
ひとつのCMがアンダーウェアの歴史を変えたのです。そしてカーメンが着用していた真っ白のボクサーショーツこそ、サンスペルでした。
ファッションエディターで作家でもあるロバート・エルムスの言葉です。

「このコインランドリーの若者より以前は、誰もボクサーショーツなんてはいていませんでした。
けれど一晩明けたら、それまでボクサーショーツを暑苦しい、古臭い、と敬遠していた男たちが群れをなして買いに行ったのです。
以来、サンスペルの白いボクサーショーツは服好きの人たちのお気に入りになっています」

2006ジェームス・ボンド『007 カジノ・ロワイヤル』
とリヴィエラ・ポロシャツ

映画『007 カジノ・ロワイヤル』の中でダニエル・クレイグはいくつものサンスペルのアイテムを着ています。アカデミー衣装デザイン賞受賞経験のある衣装デザイナー、リンディ・ヘミングのコメントです。

「今まで数え切れないくらいの映画や演劇の登場人物たちの衣装にサンスペルを使ってきました。
なぜかというとサンスペルの製品はクラシックで流行にとらわれず、仕立てが美しいからです。
新しいジェームス・ボンドのダニエル・クレイグには、彼が着用するTシャツ、ポロシャツそしてアンダーウェアのすべてをサンスペルで作れば、クォリティーはさることながら『英国らしさ』に関しても完璧なコラボレーションができると考えました。
サンスペルを着たダニエル・クレイグはとてもセクシーでうれしそうに見えますね」
-リンディ・ヘミングは今も俳優やミュージシャンなど幅広い分野の衣装でサンスペルの製品を使ってくれています。

2010-2013ロンドンに4店舗をオープン

この時期にサンスペルはロンドンでももっともファッショナブルな地区、ショーディッチ、ソーホー、メリルボーン、そしてピカデリーにショップをオープンしました。ピカデリーの店はセント・ジェームス地区でも名の高いジャーミン・ストリートにあります。このジャーミン・ストリートは300年の歴史で知られているメンズファションストリートです。以前からサンスペルの製品を扱う店はあったのですが、今では軒を並べる英国メンズファッション各分野のエキスパート、アルフレッド・ダンヒル、ターンブル&アッサー、ジョン・ロブなどの隣人となりました 。メンズ高級ベーシック衣料をリードする英国ブランドであるサンスペルに、完璧なロケーションです。