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POLO SHIRT

ポロシャツ

1950年代にデザインされ、その後映画『007カジノ・ロワイヤル』でジェームス・ボンド演じるダニエル・クレイグのために新たに仕立てられたサンスペルのリヴィエラ・ポロシャツはモダン・クラシックの定番となりました。正確な裁断、洗練されたディテール、極めてソフトな素材...カジュアルとフォーマルの間で絶妙なバランスを取っています。

私たちが現在知っているポロシャツは1929年のUSオープンに初登場しました。薄手の綿のピケ素材を使った半袖シャツを発案したのはテニス界のスーパースター、ルネ・ラコステです。前立てには3つのボタンが付いており、衿は夏の強い日差しから首を保護できるようしっかりと立つようになっています。それまでのテニスプレーヤーは下までボタンで留めるタイプの長袖のシャツを着ていました。その袖をいつもロールアップしなければならず、いかに動きがとりにくかったかが想像できます。

着心地のよさと見栄えのよさのバランスを両立させたこのポロシャツのおかげでラコステはビジネスチャンスに巡りあいます。1930年代、衣料品製造会社を経営していた実業家アンドレ・ジリエと組んで大量生産を開始 、ポロシャツは大会に出場するテニスプレーヤーのユニフォームとなりました。そしてすぐにポロやゴルフのプレーヤーたちも着るようになりました。

それから数年で、ポロシャツは街に飛び出していきます。クラシックなシャツとは違う気取らない感じが当時の若者によって体制批判のシンボルになり、同時にロンドンのモッズの間でも人気となりました。1960年代にはドワイト・D・アイゼンハワー、ジョン・F・ケネディといった一国の大統領もオフの時にはポロシャツを愛用していたそうです。それくらいポロシャツは普遍的な魅力を持っていたのです。

1950年代に私たちがポロシャツを作るようになってから、常にこだわってきたのは洗練されたシルエットとその着心地です。テニスシャツに使用されるピケ素材を窮屈に感じたサンスペル創始者の孫、ピーター・ヒルはノッティンガムの伝統的なレース編機を使って地中海の灼熱の太陽のしたでも快適に着ることのできるようなメッシュ素材を開発しQ75と名付けました。リヴィエラ・ポロシャツの誕生です。

そして不変だったこのポロシャツにアカデミー賞受賞経験のある衣装デザイナー、リンディ・ヘミングが目をつけたのは2006年のことです。彼女は『007カジノ・ロワイヤル』のボンド役のダニエル・クレイグの衣装を任されていました。私たちはロングイートンの工場をベースに、新しいジェームス・ボンドに合うリヴィエラ・ポロシャツのコラボレーションを行いました。筋肉質なボディを際立たせるために、袖を短くしてシルエットは絞ってあります。 それ以来リヴィエラ・ポロシャツはこの新しいスペックに生まれ変わりました。チノやジーンズと合わせることでリラックスしたスタイル作りの基本になってくれる、クラシックでありながらモダンなアイテムです。