The Sunspel Classic T-shirt:
ラグジュアリーとクラフツマンシップのアイコン
サンスペルのクラシックTシャツは1900年代初頭、世界に先駆けて高品質な素材を使って作られたTシャツのひとつ。以来、完璧を追求し改良を重ね、サンスペルを代表する定番アイテムとなりました。
19世紀の半ばまでは下着として考えられていたTシャツをサンスペルは高品質なシーアイランドコットン素材を使用して作り、初めて高級服として紹介しました。以来、アンダーウェアからアウターウェア、ワードローブの基本となる究極のベーシックアイテムへの進化とともに、何十年もかけてあらゆる側面から改良を重ねてきました。
クラシックTシャツに使用される「Q82」素材にはカリフォルニアの単一農園で倫理的かつ責任を持って栽培された高品質のエクストラロングステープル(超長繊維)スーピマコットンのみが使われます。不純物を取り除くために梳いてから束ね、強度と滑らかさが出るよう撚りをかけます。この工程によって着用や洗濯でよれない綿糸が出来上がります。さらに、この綿糸を二本撚り合わせ、ガス焼きすることで残った不純物や毛羽を取り除きます。「Q82」素材は軽量かつ耐久性に優れ、滑らかな肌触りを特徴とし、サンスペルによって開発され何世代にわたって改良を重ねてきた特別な素材です。
1937年に移転して以来、英国ロングイートンの自社工場で丁寧に手作りされているクラシックTシャツ。生産工程には12の正確なステップと15の品質管理チェックが含まれ、これらは20年以上勤めている方も多くいる熟練した職人たちによって行われています。各Tシャツの仕上げには、最終検品を行った品質管理担当者の名前が入ったステッカーが貼られ、高い品質が維持されています。
"白いTシャツ界におけるサンスペルの存在は、自動車界におけるロールスロイスのようなものです。その歴史と伝統は英国ブランドとしての誇りを示しています。メンズウェアに詳しい人に完璧な白いTシャツを聞けば、誰もが「Sunspel England 1860」のラベルが付いたものを推薦するでしょう。"
– The Independent
The Riviera Polo Shirt:
地中海のためにデザインされ、ジェームズ・ボンド演じるダニエル・クレイグのために改良
地中海の灼熱の太陽のしたでも快適に着ることのできるようにデザインされ、その後、ジェームズ・ボンド演じるダニエル・クレイグのために改良されたリヴィエラポロシャツ。伝統と革新、そして時代を超越したスタイルを融合したアイテムです。
サンスペルのレース製造の伝統と160年に渡る生地開発の歴史を活かしたリヴィエラポロシャツは、カジュアルとフォーマルの間で絶妙なバランスを取った洗練されたスタイルの必需品です。1950年代、重いピケ素材を窮屈に感じたサンスペル創始者の曾孫、ピーター・ヒルはノッティンガムの伝統的なレース編機を使って地中海の灼熱の太陽のしたでも快適に着ることのできるような軽量で通気性に優れたメッシュ素材「Q75」を開発しました。現在ではカリフォルニアの単一農園で栽培された高品質のスーピマコットンを採用しています。
それから50年後、不変だったこのポロシャツにアカデミー賞受賞経験のある衣装デザイナー、リンディ・ヘミングが映画『007/カジノ・ロワイヤル』のボンド役のダニエル・クレイグの衣装として目につけ、新しいジェームス・ボンドに合うリヴィエラポロシャツのコラボレーションを行いました。ボディを際立たせるために、袖を短くしてシルエットは絞ってあります。それ以来リヴィエラ・ポロシャツはこの新しいスペックに生まれ変わりました。
"私は数々の映画や舞台で、登場人物の衣装としてサンスペルのベストやTシャツ、アンダーウェアを採用してきました。その理由は、サンスペルが持つクラシックで時代を超越した美しいデザインと高い品質にあります。今回、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じるにあたり、彼のTシャツ、ポロシャツ、アンダーウェアの製作をサンスペルに依頼しました。それは、サンスペルの製品が持つ品質と英国らしさが、完璧なコラボレーションを生み出すと確信したからです。実際、サンスペルの服を着たダニエルは非常にセクシーで幸せそうに見えました。"
– アカデミー賞受賞衣装デザイナー、リンディ・ヘミング
The Sunspel Boxer Short:
英国のクラシック
サンスペルは1947年に英国にボクサーショーツを紹介し、リーバイスの象徴的な広告でそのスタイルの普及に貢献してきました。
1860年の創業以来、サンスペルは特殊なセルラーコットン素材などの革新的な素材を開発し、ラグジュアリーなアンダーウェアを作り続けてきました。1947年、創業者の曾孫にあたるジョン・ヒルは、新婚旅行で訪れたアメリカで初めてボクサーショーツを目にしました。そのデザインと米兵の間での人気に興味を持った彼はこの新しいスタイルを英国に持ち帰り、改良を重ねました。当時すでにアンダーウェアのスペシャリストであったサンスペルは、着用のストレスを抑えるため、バックパネルを追加したり、ステッチラインが肌に当たらないようにした縫い方にこだわったりして、英国ロングイートンの自社工場で徐々にそのデザインを洗練させました。良質の原材料と着心地の良さを追求した結果、純粋に機能重視だった下着を高品質でラグジュアリーなアンダーウェアへと進化させたのです。
ボクサーショーツはハロッズ、セルフリッジ、バーニーズ・ニューヨークといった一流の高級百貨店で販売されていたものの、これだけ快適な履き心地でもブリーフの影に隠れた存在にとどまっていました。。1985年、リーバイスが流したコマーシャルがアンダーウェアの歴史を大きく変えました。コインランドリーで撮影されたそのコマーシャルでニック・カーメンがジーンズを脱ぎ、サンスペルの真っ白のボクサーショーツ姿になるのです。「白いボクサーショーツ」がファッションアイコンとして誕生した瞬間です。
ほんの少しのマイナーチェンジはありましたが、現在でもサンスペルのボクサーショーツはジョン・ヒルの時代のデザインと仕様に忠実です。
“ダービーシャーにある小さな伝統的な会社が作る真っ白な二重織りのコットンのアンダーウェアを、未開封のまま引き出しにきれいに積んで待っているというのは、自分自身へのサインです。あなたは順調にやっていて、混乱していないということです。”
– 作家、ブロードキャスター、著者ロバート・エルムズ、自伝『The Way We Wore: A Life in Threads』より